愉快な9人組がアフリカの打楽器を陽気にたたきながら、歌とおしゃべりで演じる、イソップ話のオムニバス

 「音楽劇・イソップランドの動物たち」は、イソップ寓話の中でもよく知られている八本の話(ライオンと?、からすときつね、犬とおんどりとキツネ、カニの親子、ありときりぎりす、おおかみとひつじ番の少年、王様を欲しがったかえるたち)を選び、構成した舞台劇です。イソップが奴隷であったという事実と、人間や動物がおかれている現在の地球環境を念頭におき、もっともらしい教訓話をユニークな解釈で劇化しています。
 
南アフリカ出身の世界的な民族音楽家テンバ・タナ氏が「UBU・BOMI!」以来、六年ぶりに演出家・関矢幸雄氏とコンビを組み、音楽を担当しました。よりハーモニーを重視した生演奏の音楽に加え、観客参加の新たな方法を探った意欲作です。
 子供と大人の観客がジンベやアピンテマといった太鼓やマリンバの奏でるアフリカのリズムを全身で感じながら、俳優とともに劇を進行させていきます。曲は南部アフリカに古くから伝わる童歌を含む民族音楽が中心で、親しみやすいメロディーのものばかりです。静かに観るだけの劇から笑顔で一緒に創りあげる舞台を、という想いでいっぱいです。